太陽光発電って、実際いくらおトクなの!?
以前、太陽光発電に関する記事を書きましたが、今日はそれをもう少し具体的に見ていきたいと思います。
太陽光発電システムをつけたら、実際どれだけおトクなのか、調べてみました。
買い取り価格は年々ダウン
まず気になるのが、太陽光発電で発電した電気を、どれくらいの値段で買い取ってくれるのかということですよね。
残念ながらこの買い取り価格は、国の補助金が年々減っていっているため、買い取り価格自体も下がっていっています。
全量買い取り | 余剰電力買い取り | |
平成24年度 | 40円/kWh | 42円/kWh |
平成25年度 | 36円/kWh | 38円/kWh |
平成26年度 | 32円/kWh | 37円/kWh |
平成26年度の買い取り額は、32円/kWhと2年前にくらべて8円も下がっているんです(全量買い取りの場合)
ただ、家庭が東京電力から電力を買う場合の料金が19円/kWhですから、まだまだ破格の買い取り額であることは確かです。
実際いくらおトクなの?
買い取りの単価が分かったところで、次に気になるのは、実際どれだけ発電できるのかという点ですよね。
これは天候や地域などにより差はあるのですが、10kWの太陽光発電システムで、年間発電量の平均は11,000kWh程度だそうです。
これに買い取り単価をかけると、
11,000kWh×32円/kWh=352,000円
年間でこれだけの売電収入を得られる計算になります。
一方で、太陽光発電システムをつけるには設置費用がかかります。
これもメーカーや家屋の作りなどによって差は出ますが、平均すると350万円程度だそうです。
年間の売電収入が約35万円ですから、設置費用は約10年で回収できる計算になります。
その後は売電収入がまるまる手元に残りますから、毎年35万円の収入が入ってくることになります。
ただし、太陽光発電システムは機械ですから、故障したり定期的なメンテナンスが必要なケースもあります。
実際に設置を検討する際には、その辺りの費用も含めて考える必要はありますが、これから家を建てる予定がある方などは特に、検討してみる価値はあると思いますよ。