がんばらない節約家必読!「年収100万円の豊かな節約生活術」
私はよく節約関連の本を読むのですが、今回はその中でも特に気に入っている本をご紹介しようと想います。
山崎寿人さん著、「年収100万円の豊かな節約生活」という本です。
山崎さんは、東大卒という経歴を持ちながら、20年間無職、年間100万円の家賃収入だけで暮らすという、変わった生活をされている方です。
年収100万円と言っても、切り詰めて我慢して暮らすのではなく、それをルールと考えて楽しみながら暮らしていて、「がんばらない節約」を目指している私にとっては、教科書みたいな本です。
一番共感できたのは、「無駄なものを削り、ここぞという場所に集中投資する」という考え。
山崎さんは料理を趣味としているのですが、日々の食材や日用品は一円でも安くと考える一方、調味料や調理器具など、ここぞという時にはお金を惜しまない。そうすることで、節約が苦痛にならずに済み、結果的に家計にも良い効果があらわれるのだそうです。
これはぜひ、日々の生活でも意識したいことですね。
そして、この本で本当に訴えたいことは、お金をもらうための仕事に、自分の人生を乗っ取られてはいないか?ということではないかと思います。
仕事をしてお金をもらわないと生活できない、それはそうなのですが、そのために人生を無駄にしてしまっては本末転倒。
山崎さんの「ひと一人が生きてゆくことくらい、どうとでもなるでしょ。ならぬならその時は仕方がない、その現実を受け入れて、今度はそれをまた楽しもうとするだけのことだ」という言葉は、私が仕事を辞めるときに背中を押してくれた一言でもあります。
節約というと不自由なイメージがあるかもしれませんが、この本を読んで、節約することは人生を自由にすることでもあるのだと気づくことができました。